PHP入門 第17回 エラーと例外処理
エラーイベント
PHPはエラーが発生した場合、エラーイベントを発生させ、エラーメッセージを出力したり、ログイン記録したりします。
エラーイベント | 説明 |
E_ERROR | プログラム実行の継続が不可能な致命的なエラー |
E_WARNING | プログラムに不具合がある場合のエラー |
E_NOTICE | プログラムの不具合の可能性が高いエラー |
E_USER_ERROR | ユーザー定義エラー |
E_USER_WARNING | ユーザー定義エラー |
E_USER_NOTICE | ユーザー定義エラー |
E_STRICT | PHP5構文を強制する |
エラーハンドラ
PHPまたはtrigger_error関数から発生したエラーメッセージは、PHPのエラーイベント処理機能によって処理され、エラーメッセージをブラウザに送信したり、Webサーバやsyslog等のログに記録できます。
エラーイベントが発生した場合、エラーハンドラがエラーイベントの処理を行います。
デフォルトのエラーハンドラはエラーメッセージを表示します。
エラーイベントを処理するエラーハンドラはPHPスクリプトで記述されたユーザー定義エラーハンドラに置き換えることができます。
PHPスクリプトでエラーハンドラを記述できるため、特定のエラー発生時に管理者にメールを送信を行うなどの必要なエラー処理を行うことができます。
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mixed set_error_handler( string 関数名 [, int エラー]) void error_handler_name(int エラー番号, string メッセージ [, string ファイル名 [, int 行番号 [, array 変数]]] ) |
エラーハンドラの使い方は簡単です。
set_error_andler関数にエラーを処理するコールバック関数を渡すだけで任意のエラー処理を行えます。
例外処理
例外処理とは、tryブロック中でエラーが発生した場合、throwで例外を発生し、例外オブジェクトを生成し、制御をcatchブロックに移動させthrow文で生成した例外オブジェクトを渡す仕組みです。
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